2015年11月29日日曜日

靴クリーム

 当店では 靴クリームに日本製のコロンブスブートブラック

シリーズで最高グレードの靴クリームを置いております。


外国の物も勿論素晴らしい物がたくさんあります。

が、ここ最近日本製の靴クリームは世界レベルと

見直されています。

発色やクリーム自体の効能も素晴らしいです。

日本製って やはり素晴らしい物が沢山あると思うのです。


 コードバン(馬の尻部分の希少で上質な革)専用クリームも

ご用意しております。


全47色 様々な靴の色に対応できます。

革の特性や状態によって 色の選択が微妙に変わってきます。

特に茶色系は幅が広いです。

靴をお持ちいただけれれば お見立てさせて頂きます。


どうぞ ご利用下さい。



ご来店お待ちしております。

2015年11月28日土曜日

履き口の傷みを特殊樹脂を使って修理

 履き口のパイプと言われる部分が傷んでしまっています。

合成皮革にはよくあります。

全てばらして パイプ部を製作して 縫い付け直す。

この方法もとれますが 作業内容的にコストはかかります。


 樹脂を塗り その上にカラーリングをする方法があります。


最近の樹脂材はとても良く出来ていて 固着性も高く

柔軟性もあり 艶を出したり マットにしたりもできます。
 いかがでしょう。

ダメージがあった部分が完璧にわからないまでは

いかないのですが 樹脂素材で埋まり ぱっと見は

わからない程度になります。

その上に元々の色を調色してつくり 作った色にも

樹脂をまぜ 柔軟性を持たせる事で ここまで復活します。
パイプは直したいけど あまりコストをかけたくない様な時

お勧めの修理です。







ご来店お待ちしております。

2015年11月27日金曜日

生ゴムブーツ オールソール交換

作りの良い厳冬期使用のボアブーツです。



底には生ゴムが全面装着されています。


だいぶ履きこみました。




かかとが大きく減っています。
 他の部分も局部的に薄くなってしまって

限界です。

かかとの大きく減った部分を生ゴムで成型し直して

厚みのある生ゴムを 底全体に貼り直します。
 復活しました。
 クラークスをお持ちの方は馴染みの深い生ゴムのソール。


同一素材をご用意しております。


部分的でも 全交換でも 修理可能です。


御相談下さい。
ご来店お待ちしております。

2015年11月26日木曜日

Collonil 1909 SUPREME

本日はドイツの老舗メーカー コロニル社が

百周年を記念に 社の威信をかけて作り上げた

最高級シューケアグッズのご紹介です。

その名も 『1909シュプリーム』 シリーズです。


左の写真は『プロテクトスプレー』

革への浸透性と保革性、また高い防水性をもつ 

シダーウッドオイルをスプレーにしています。

香りも優しく レザーは勿論 起毛皮革 

メタリックやプリントレザーにも使用できます。

特に起毛素材にお勧めです。



こちらは 『1909 シュプリーム クリーム デラックス』

こちらもシダーオイルを配合してあります。

通常の靴クリームと違い ピカっとするというよりは

本当に革が活き活きとして自然な艶がでるという感じです。

当店でも 一度使用されたお客様は 再購買率100%の

商品です。


バックや革ジャン 革ソファー もOKです。

コードバン フラッシュレザー(特殊研磨加工)にも効果的です。

                         当店で取り扱っております。

                        
                         ご来店お待ちしております。

2015年11月25日水曜日

Clarks wallabee かかと

 クラークスのワラビーです。

大定番ですね。









黒い部分のところまでかかとがなくなっていました。

明るい部分が 同素材である生ゴムを成形してかかとを補修した部分です。





かなり広範囲にそして一部とても深くダメージがありました。


 同素材での成形し直しが可能です。


しかし 真新しい生ゴムが今までのゴムと

大きく色の差が出てしまいます。




いかにも足しました という感じなので
 エイジングを施して馴染ませます。
履いていればはわかりません。

生ゴムヒールの製作の場合は 出来る限り自然に

馴染むようエイジングをサービスでさせていただいております。






ご来店お待ちしております。

2015年11月24日火曜日

VANS 履き口の傷み 

 可愛いVANSです。


 まだ 少しですがかかとの履き口が傷み始めました。

一旦こうなると 進行が早いです。


破れてきた ポイントだけ革で覆って補修する事も可能です

が、長く履いていけるよう

履き口周り全体とかかとがあたる内側とを革で

保護しながら

ひとつのデザインとなるようしましょう。

となりました。
 黒い革で履き口全体と内側を保護するよう覆います。
 中も黒なので自然です。

むしろ高級感がでました。
ステッチも元と同じ色のグレーで縫い

最初からのような馴染みの良い仕上がりに

なりました。

革なのでかかとや履き口のあたりも心地よく

自分の足に馴染んでいきます。


これは 長く履けますよ。

愛用のスニーカーには 早めにこんなひと手間を

入れておくと 長く履けます。


ご来店お待ちしております。

2015年11月22日日曜日

ファスナーの壊れ

ファスナーの上げ下げする部分の破損です。

この部分をスライダーといいます。


完全に壊れてしまったので交換です。
スライダーを抜き取ります。

その時に靴上部の縫いはほどきます。

(ほどかないとスライダーが取り外せないのです。)


左はスライダーを抜き取ったもの。

右もともとのスライダーで
メーカーオリジナルのデザインスライダーで

可愛いのですが

残念ながら同じ物はご用意できません。


しかし スライダーデザインが変わっても

履き続けたい。

という事で

 新しいスライダーをいれて ほどいた部分を縫い直します
お客様ブロンズカラー御希望でしたのでブロンズの
スライダーをはめてほどいた部分を縫い直します。


これで復活です。

他に一般的には
スライダーの色として金、銀 銅 茶 黒 があります。

他の色で赤、青、白等御希望でしたら 出来る限り御希望

の色をご用意致します。





ご来店お待ちしております。





2015年11月21日土曜日

KRISVANASSCHE  ダブルレザーソール

長年御愛用の KRISVANASSCHEのブーツです。

靴の中底 外回りがすっかり馴染んで この先も長く

はいていきたいとのお客様。



しかし 底が 限界超えしてしまいました。


 だいぶ限界超えしています。
 今回はエレガント 且つ タフ という やもすれば

相反するであろう仕上げ内容を御希望です。



では ラバーを使わないで レザーソールでエレガントさを

そして レザーソールをダブルで縫い付けタフさを。

という相談結果に着地。



 まずは 傷んだソールを全て剥がし、
縫われていた糸を抜きます。
 レザーを二枚重ねて 靴の中底と縫い合わせました。

糸が直接地面に触れると糸が切れやすくなってしまう為

深く溝を掘り 掘った溝に落とし込むように

糸を縫い付けます。

そうする事で 糸が地面に当たらなくなるので

タフさにつながります。
 かかとを組みました。

かかともタフな素材を使用しました。


今回は底を真黒に塗りつぶし磨きあげる

カラス仕上げで渋さも纏ったエレガント仕上げに。



 ラバーを使用せず 革の積み上げで作ったソールで

質感もとても良く、カラス仕上げが品をもって渋い、

エレガントでタフな 男のブーツが仕上がったと

思います。






ご来店お待ちしております。



初P.S  『&Premium』の取材頂きまして
    今月号に掲載されております。
    ご覧下さい。

2015年11月20日金曜日

かかとの減りが部分的に激しい

底全体はまだまだしっかりしているのに

一部分が極端に減る。。。

多いと思います。

こちらの写真はかかとの外側です。
他の部分は厚みもしっかりあるのに

かかとだけ しかも外側だけ極端に減っています。


では 減る部分を強化しましょう。

現在ついている底の素材強度の2倍~3倍程の強度をもつ

ウレタン素材をいれます。

とはいっても 底用素材なので柔軟性も兼ね備えています。
 減っていた部分を削り、装着。



鉄を入れたりするのが方法としてありますが

鉄は音がかなりします。

また、とにかく滑ります。

雨の日は特に怖いです。



 これで くせのかかる部分と全体の強度バランスがとれて

結果 ソール全体を長く、綺麗に履いていけます。
いろんなタイプの靴に加工、装着できます。



くせで一部分が激しく減る方に

お勧めです。







ご来店お待ちしております。




2015年11月19日木曜日

CAMPER TWINS Vibram#2055

 カンペールのツインズモデルです。

アシンメトリーのデザインが可愛いです。
ソールが全体に加水分解でボロボロに。。

加水分解とは読んで字の如しで 素材が水分を含み

化学変化を起こし劣化していってしまう現象です。

素材によっては 確実に起こります。

ソールの限界=その靴の限界。。となりますが

今回は 靴全体と足が直接あたる底部の馴染み、

デザインの可愛さから諦めきれない と。
そこで デザインを綺麗に変えながら修理していく方法を

提案させて頂きました。






 しかし ダメージは激しく 一旦 このソールは全て

剥がさなくてはなりません。


 ご覧の通り 靴の周りを包み込むようにソールが

覆っています。

カップソール型といいます。
 これを全て剥がし 削り落すと 

 ご覧の通り かなり上の部分まで ソールがあったため

ソールを貼るだけでは 剥がした部分がむきだしのままに

なってしまいます。
 ここに

現在の質感に近い革で 帯状の革紐を作り デザインとして

靴を一周巻き込みます。
 更に 押縁(革色の部分)という化粧を施します。

(黒い所は 最初に巻き込んだ革)
上から見てみると このように表情の変わった

可愛いカンペールが出来上がっています。

巻き込んだ革もデザインとして馴染みました。



削り落してむき出した部分は 巻き込みの革と

押縁で見えなくなりました。


そこに ミッドソール(3mm程のソール)を
一枚縫い付けます。


今回はビブラムの2055をボトムソールにセレクト。

















2055を装着。

かかとは高さと角度のバランス調整を革でします。



その上に最後のボトムとなるラバーの部分を装着。





エレガントさを纏って生まれ変わった
カンペール ツインズ。

 可愛いです。


ご来店お待ちしております。