2016年1月22日金曜日

CHANEL ハーフソールカラー 

美しい赤のシャネルのエナメルです 。


長く綺麗に履きたいので 新品時から ラバーハーフソールを貼りたいとのお客様です。
 裏は綺麗なベージュのレザー。

かかとにはややダークなベージュのゴム。

横は 地面に当たるところまで靴一周の赤。

何色のハーフソールをつけたらよいでしょうとの御相談

をうけました。


何色を選びますか。
 赤をお勧めさせて頂きました。

ハーフソールには
横合わせと裏合わせという色の選び方があります。


裏合わせすると 濃いめのベージュが全体に違和感なく

綺麗に収まりますが 履いているときは横に数ミリの

ベージュが見える事になります。


今回はちらっと見える瞬間より この綺麗な赤を大事に

履いているとき優先で横合わせにしました。
真っ赤です。

やはり 赤しか見えないのがこの靴が

綺麗な状態と思います。



ハーフソールカラーも御相談下さい。




ご来店お待ちしております。

2016年1月21日木曜日

雪に備えて

先日の雪は大変な目にあわれた方多かったと思います。


こちらは 綺麗なロングブーツ。

東京もまだ降る可能性がありますし

近日 北海道に行かれるので雪に強い底にしたい
との事でした。





前とかかとを雪使用のラバーを貼るために

少し加工します。
装着です。

こちらはビブラム社の雪使用ハーフソールと

ヒールのセットです。低い温度でもゴムが硬化しにくく

なっています。

ブロックパターンもしっかりしていて複雑です。


勿論 雪でない路面でも グリップの良い底として

活躍します。
前や横からの見た目も すっきりとしていて

婦人靴でもデザインを損ないません。


また 雪が降る前にいかがでしょうか。






ご来店お待ちしております。

2016年1月20日水曜日

ヒール 巻き革の破れ 交換

 この様にかかとの巻き革が破れてしまう事

良くあると思います。
 色々な巻き革のタイプがありますが なるべく近い素材で

巻き直し修理をさせて頂きます。
まずは ヒール部を外し 傷んでしまった

巻いてある革を剥がし取ります。


近い素材で型を起こします。

装着時に巻き込む部分は削ぎをいれます。


ここで元とは違う素材を選択する事で 

カスタムも可能です。
型に巻き接着した状態です。
靴本体に戻します。


綺麗になりました。


革質も違和感ありません。
最後にボトムとなるゴム部を装着して完成です。
 靴上部全体に磨きを入れます。
つま先とかかとに傷がありましたが目立たなくなりました。


また 綺麗に履いていけます。



巻革の交換 どうぞ御相談下さい。




ご来店お待ちしております。

2016年1月19日火曜日

Christian Louboutin JIMMY CHOO ラバー ハーフソール

ルブタンです。

一回の使用でこうなりましたとのお客様。

かかとのピンはほぼ使い切っていたので外して交換します。


ラバーハーフソールを貼ることになりました。が、


 既につま先の一部が無くなっている状態です。


もう少しで 靴上部を削ってしまうところでした。
まずは つま先の製作が必要です。

革で作ります。


1mmに満たない繊細な作業です。
製作完了です。

きれいなボトムがつま先にもどりました。
裏から見るとこのようになります。

ラバーハーフソールを貼る部分は綺麗にこちらも
1mm満たない削りで面出しします。
ラバーハーフソールを装着しました。

ルブタンの赤はやはり特殊です。

なるべく近い赤を探して イタリア製のハーフソールを

御用意しております。

全く同色というわけにはいかないのですが

日本やアメリカの赤よりは ルブタンに自然に馴染みます。

素材もウレタンを含み 通常のゴムより耐摩擦強度が

高いです。
綺麗にもどりました。
かかとに新しいピンをいれて完成です。


赤の見え方も良いと思います。

本当に華奢ですが 故に綺麗な靴です。


そのままが一番ですが 長く美しく履くために

痛めてしまう前の ラバーハーフソールを

お勧めいたします。




こちらは同じお客様のジミーチュウです。

底の薄いルブタンの一回使用を経て これは。。。と

思われたそうです。

新品のうちにラバーハーフソールを

装着する事にされました。




ルブタン同様、ジミーチュウもかなり底の薄い部類に入ります。


同じイタリアメーカーのベージュのラバーハーフソールを

付けました。



とても馴染み良く仕上がったと思います。


革底による滑りも防ぎます。


絨毯や良い床板の上専用使用でない限りは
どうぞ 早めの(新品でも)ハーフラバーソールを
お試しください。



ご来店お待ちしております。

2016年1月17日日曜日

SAYA BOOTS 修理

 サヤのブーツです。

革全体はドライになってしまい ヒールは修理の繰り返しの

うちに最初より低くなってしまったとのことでした。
確かにバランス的に低いので ヒールを革で

積み上げ製作してバランスを整えます。
つま先もだいぶ薄くなってしまっているので

いつも御紹介しておりますつま先用補強材を

組み込むことなりました。
 まずヒールが復活しました。

バランスが戻りました。


以前より歩きやすく疲れないです。
 つま先に補強材を組み込み 底全体を色付けました。



靴上部の革全体もオイルアップしていい感じにしあがりました。


今回は更に持ち主様の御希望で クリームでのグラデーシ

ョンをいれる事になりました。


つま先とかかとの色を暗めにしてグラデーションに色を

いれていく手法です。
                        
                       このブーツにはとても似合う仕上げです。

かかとも暗くして完成です。






ご来店お待ちしております。

2016年1月16日土曜日

MARNI つま先とかかとの補強

マルニです。



流石のデザイン&マテリアルです。


持ち主様の歩き癖でいつも靴のつま先とかかとが

極端に減ってしまうと。




 長く大切に履きたいので 新品時の今から

極端に減る部分に補強材を入れることになりました。



以前も紹介させて頂いたドイツ製のウレタン補強材を

使用します。




こちらが補強材を組み込んだ状態。

つま先とかかとの負担が大きい所に組み込ました。



ご覧の通り 履く状態ではまずわかりません。
強い素材がきれいなシルエットを守ってくれます。

今後の交換も可能です。

長く綺麗に履いていけるようになりました。





ご来店お待ちしております。

2016年1月15日金曜日

靴の底が剥がれてしまったら こちらの修理がお勧めです。

 長年御愛用だったのですが 流石に糊が劣化してしまい

剥がれが起きてしまいました。

このような 症状を御経験の方多いと思います。


糊で貼り戻すことも可能ですが 剥がれと糊のいたちごっこ

状態になってしまう場合があります。


お勧めは底と 靴の中の底を縫い付ける方法です。

マッケイ製法といって靴の製作時に施すこ手法です。
ハーフソールラバーもだいぶ疲れているので

剥がして 縫いを施して新品に交換に決定。
仕上がりです。



前全体を回るように、そしておなかのところまで

縫い付けます。

おなかに少し縫いあとが見えています。



しなるような負荷がかかる部分は全て縫い付けてあるので

今後 まず 剥がれは起きません。




磨きをいれて シューレースも新品に交換。


まだまだ これからも長く履いていける靴になりました。






ご来店お待ちしております。