2016年1月31日日曜日

靴が折れた時

 わかりにくいかも知れませんが かかと本体の間が

折れています。
 こちらでわかると思いますが 内側に入り込んでいます。

これは かかととそれより前にむかった底部分の辺りが

折れている状態です。
 中を開けてみると 底自体が割れてしまっています。

この下に鉄の骨も入っているのですが

それも折れていました。

こうなると 土台と骨両方を直さなくてはいけません。

 靴用の鉄ギプスを埋め込みます。 
 クッションを入れ直します。
元の中敷きを敷き直します。

 裏から 釘止します。



釘が目立たぬ様に 色付けします。

このようにほとんど 目立たなくなります。

折れてしまっていた底とかかとの部分を

鉄ギプスで繋ぎ 固定して復活させる手法です。



折れたハイヒール ご相談下さい。




2016年1月30日土曜日

FABIO RUSCONI

ルスコーニのエナメルです。

シンプルで可愛いです。


底が紙の様に薄くなってしまいました。

つま先の一部はもはや無くなってしまっています。
まるで素足で歩いているよう とのことでした。

いいことですが あまり直接的なのはやはり問題。
かかともぎりぎりです。
紙の様になってしまった底を 新しい革を貼り やわらかな

感触を取り戻す施工をすることになりました。


更に新しく作った底を長く維持できるよう ラバーハーフソールをはります。


歩き心地が 劇的に変わります。
 新しい革を貼り 底を製作しました。


限界だったかかとも交換します。
 つま先も 程良い厚みも綺麗に復活しました。


この新しい革底も ゆっくりと持ち主様の

足型に馴染んでいきます。



革底の魅力です。
 更に ラバーハーフソールを貼ります。


完璧です。



かかとにも新しいゴム素材を付けました。
靴上部もきれいに磨き直し。
また 長く履いていける靴になりました。




ご来店お待ちしております。

2016年1月29日金曜日

スェード ミスト

スェード ミストのご紹介です。

色褪せてしまった スェードの靴に補色、保革効果のある

ミストです。


色の幅も取り揃えております。

樹脂を含んでいないので 通気性を損ないません。

スェードは 発色の綺麗さが命です。


是非 御利用下さい。


ご来店お待ちしております。

2016年1月28日木曜日

レザー バラエティ

 今回は 当店で取り扱っておりますレザーソール素材を

ご紹介いたします。


右から ベルギー イタリ― スペイン 日本 ドイツ 製です


その他も取り扱う事がありますが 基本はこのぐらいです。
 写真を見てもあまり伝わらないと思いますので

主観的にお伝えさせて頂きます。

左 ベルギー 右 イタリ―

ベルギーの方がしっかりとした感じ

密度はほぼ一緒な感じです 

ベルギーは密度 硬度 柔軟性のバランスが良く
思います。

イタリ―は 少し柔らかめで 足への馴染みの早さ
歩き心地の良さがあげられると思います。
底の革めも揃っていて 仕上げが綺麗に収まります。
左 スペイン  右 日本 

スペインものは かなりしっかりとしています。

沢山 歩く耐久性が必要な方によいと思います。
馴染みが出るのに少し 他より時間を要すると思います。


日本はベルギーとイタリ―とスペイン 足して3で割った

感じです。バランス良く なめしてあります。

いいとこ少しずつバランス良くを御希望の方にお勧めです








そして
                       最後が ドイツ製
                       こちらは世界に名だたる革です。
                       密度 めの細かさ 耐久性 こし 柔軟性 撥水性
                       全て ワンランク上といって過言でないと思います。
                       通常の革なめしの倍の時間と共に作られます。

                       どれで オールソール交換が御希望でしょうか。

                       ご来店お待ちしております。

2016年1月27日水曜日

磨き

 綺麗なシルエットのブーツです。

しかし お手入れは全くされていないとの事で

革が乾いて疲れきってしまています。


 擦ってしまったところの色落ちも目立ちます。

しかし 深い傷はなく日常レベルの擦れのみです。


このレベルであれば 磨くことで

革が柔軟性を取り戻しながら いきいきと復活します。
一度 きれいに汚れと前のクリームを落として
磨きあげました。


黒という色も手伝って 傷もほとんどわからなくなりました。

何といっても 革が柔らかくなりました。
 深みのあるいい艶もでました。
左 磨き済み  右 磨き前  です。





こんなにも変わります。

お時間がない 方法がよくわからない というお客様

どうぞ 磨きだけでもお気軽に当店にお任せ下さい。
ご自分で磨かれる方用に 

各種ケアグッズ&クリーム約50色 取り揃えております。

クリームの色セレクトのご相談もお気軽にどうぞ。




ご来店お待ちしております。




2016年1月26日火曜日

Celine 底修理

美しいバーガンディ色のセリーヌです。


つま先がだいぶ痛みました。
かかとは横に走るゴムの層に届いてしまうぎりぎりです。
 巻いてあるゴムの中はスポンジです。

少し傷みがあるので まずは中を平らに戻す補修を

します。
 つま先 かかと共に傷みのある部分をカットして取り外してしまいます。
 こちらはスポンジも傷んでいるので補修して平らに戻します。
中のスポンジ層を補修したうえで 新しいゴムを傷んでいる
部分にあて成型しました。
 きれいにもどりました。
前からも補修箇所がわからないと思います。


様々な修理法で出来るだけ修理跡がわからないように

提案、施工させて頂きます。



お気軽に御相談下さい。





ご来店お待ちしております。

2016年1月24日日曜日

レザーオールソール カラス仕上げ

 レザーの底がだいぶなくなってしまった紳士靴です。


イタリアンレザーでオールソール交換します。

今回は底まで真黒に染色して磨きあげる

カラス仕上げに決定しました。

 仕上がりです。


黒い靴にカラス仕上げは引き締まった高級感がでます。



 靴上部も磨きあげます。


いい艶です。


通常 イタリア ベルギー 国産 スペイン

メキシコ ドイツ の革底ご用意しております。



それぞれに特徴有ります。


仕上げ時の底の色と合わせて

どうぞお気軽にご相談ください。



ご来店お待ちしております。

2016年1月23日土曜日

オールソール カスタム

生ゴムのソールがついたハーフブーツです。

つま先とかかとが削れました。
 通常であれば 同じゴム素材を足し込む作業をして

元に戻します。
今回は一番深く削れてしまったところまで

ゴム底を全体に削ってしまい 削った分の厚みがある

より強い素材を底に貼るカスタムです。
 国産のゴムソールです。

色味も違和感がでない物を選びました。


この他に 黒 白 灰 のご用意があります。
 装着。
色味の違和感なく 以前と同じ底の厚みをキープしながら

復活&カスタム 完了です。



様々な修理法を御提案させて頂きます。

御相談だけでも お気軽にどうぞ。



ご来店お待ちしております。